政治とか経済とか、あとスピリチュアルなんかも

タイトル通り、政治とか経済、そしてスピリチュアルについて気ままに綴っていきます。

アンマのアシュラムで⑦

前回のブログの続き

 

hiiaka.hatenablog.com

 

ダルシャンを受けるまで、

ヨガをしたり、瞑想をしたり、インド占星術を受けたりして過ごす。

 

夕方6時頃、ダルシャン会場のホールに行くと、

そこには埋め尽くす程のインド人で溢れかえっている。

 

ダルシャンライン(ダルシャンを受ける為に並ぶ列)は、

インド人用と、インターナショナル用で左右に分かれているが

圧倒的にインド人の数の方が多い。(当たり前であるが)

 

夕方にもなると、

インド人がダルシャンを受ける合間に

外国人もダルシャンを受けられるようになってはいたが、

数が多くて列がなかなか進まないようだ。

 

ダルシャンラインの受付の方に

「6時位に来るように言われたのだけど」と整理券を見せると

「この番号だとまだまだだねぇ、9時頃来て」と言われる。

 

遠く舞台の上では、アンマと思しき方の姿がちらりと見えるが、

多くの人に囲まれてちゃんと姿は見えない。

 

ダルシャン中はバジャンと呼ばれるインドの賛美歌が

生演奏でずっと歌われている。

 

9時まですることもなかったので、

ホールの端っこから、会場全体をボーッと眺めて過ごしていた。

色彩豊かな喧騒の中で、心地よく響くインド楽器の演奏。

スクリーンには、歌詞が現地の言葉と英語で表示される。

 

賛美歌だから当たり前なのだが、

神を讃える言葉が何度も何度も繰り返される。

 

演奏は盛り上がり、一種の高揚感を歌っている人にもたらす。

それは、聖者のアシュラムにいること。

聖者の御姿を拝見している高揚感との相乗効果もあるのかもしれない。

 

この高揚感の中で、人々は何と出会い、何を思うのだろうか?

 

 丸1日そこにいても、その場所に馴染みきれないでいた私は

まるで自分だけがそこに存在しないかのような、そんな空虚感にも襲われつつ

ちょっと冷めた目で、その喧騒を眺め続けていた。

 

つづく