アンマのアシュラムで⑥
前回のブログの続き
とは言っても、当時の私は、前回のブログに書いたような
ダルシャンとは何か?という事も知らずにアシュラムを訪れたのであり、
アンマが長時間私たちの為に奉仕して下さっている事への気づきもなく、
ただただ、聖者に直接合う事への好奇心、
何かが起こる事への期待と、疑心でしかなかった。
ダルシャンを受けるには、まず整理券を受け取らないといけない。
午前中に整理券が配られるというので、指定した時間に行ったが、
既に多くの整理券が配られていたようで、
「この番号なら、大体夕方6時位に会場に来たらダルシャンを受けられるよ」
と整理券を配布していた男性に告げられる。
ダルシャンは昼過ぎから始まるという。
朝一番に整理券を取りに来たのに、
なんで夕方まで待たないと行けないのか疑問に思って聞いてみると、
アンマが久しぶりに海外ツアーから帰国したので
地元のインド人がどっとアンマに会いにアシュラムに訪れに来ている。
私たち外国人はアシュラムに宿泊しているから帰りの心配をしなくても良いので
まずは地元のインド人を優先させる為なのだそう。
「久しぶりにアンマが帰国した」といっても、何年も留守にしていた訳ではない。
恐らく数ヶ月の留守に過ぎないと想像する。
それでも、「やっとアンマが帰ってきた」といって、
本当に大勢の人々が会いに来るのだから驚きだ。
それほど、聖者に会うという事に対して、インド人は熱狂的なのである。
つづく