アンマのアシュラムで⑤
前回のブログの続き
私がアシュラムに到着した次の日に
アンマのダルシャンが行われたの前出の通り。
ダルシャンとは何か。
辞書で調べると下記のように出てくる
[名]《ヒンドゥー教》ダルシャン◆サンスクリット語で「見ること」の意味。特に聖人を見ること、そして足に触れることによって徳を積もうとすること。
聖者の御姿を、神の御姿と重ね、神の御姿を直に拝見する事をダルシャンと言い、
また、聖人から祝福を受ける事、とも解釈される事が多いよう。
私達一人一人が神なる存在である事をご存知である聖者から
聖なる眼差しを受けることで、
自分自身の神聖さにつながる事ができる儀式、それがダルシャン。
ダルシャンはインド聖者にとっては義務のようなものらしく、
(義務感でやっている、という意味ではないです)
基本、無料で行われ、希望者がいる限り時間の制限なく続けられる。
この、「時間の制限なく続けられる」というのが、本当に凄くて。
アンマは「抱きしめる聖者」として知られていて、
ダルシャンに訪れた人を、一人一人、抱きしめてくださるのだが、
途中休憩をされる事もなく、
5時間も6時間もずっと訪れる人を抱きしめ続けてくださる。
インドでは1日に4万人以上が訪れ、
24時間以上かけて抱きしめ続けることもあるようで、
もうそれだけで神業としかいいようがないし
無償の愛でなければできないこと。
先ほど、ダルシャンは聖者の義務と書いたけど、
ダルシャンは、私たちに対する聖者の無償の愛の奉仕なのだと
その御姿を見て、強く感じさせられるのである。
つづく